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【珍所其の80 熊野(1日目新宮)2】

恐ろしく久しぶりの更新になりました。
さっきニュースで神倉神社で不明者が1人出たと聞いて驚いています。
同時に、ブログが神倉神社で中断していた事を思い出した。

(参考)「行方不明:和歌山・新宮で高松の観光客…石段から転落か」

確かに神社の石段は相当なものですが……何かあったとしても、行方不明になるような場所では無さそうなのですが。何だかんだで観光客も多いし、そんなに暗い場所でも無いので。
何にせよ、無事であれば良いです。

  ◇

前回の続き)
神倉神社を後にし、熊野速玉大社周辺をフラフラしていました。
暑い…ひもじい……暑い……
暑さと空腹で視界がブラックアウトしそうになる中、速玉大社前の和食のお店に入る。
どうでも良い話なのですが、私はめはりずしが大好物なのです。
ちなみに個人的なベストオブめはり寿司は、熊野古道・滝尻王子の近くにある熊野古道館なのですが、そこの高菜の塩加減がもうなんとういか(以下略)

さて。
入ったお店はここ。
茶房「花風月」さん
海藻がたっぷり載った「あおさそば」をお薦めされたので、それと、めはり寿司を頼む。
うん、美味い。
若干暑さでバテていたので、梅干しの酸味と海藻の塩気が体に染み渡る。
はー、美味いわー。と思っていたら、
いつの間にか、店のおかみさんや、客で来ていたおかみさんの友人らしき女性と喋っていた。
去年(2011年)に熊野を襲った水害が、どれだけ酷かったかや、未だに災害の爪痕が残る現状など、色々と話を聞く。店にあった資料なども見せてもらう。
「ここらへんはまだアレだけど、那智は滝壺が壊れてね……」
少し引きつった表情に、未だに癒えない恐怖を感じた事です。
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▲蕎麦とめはり寿司と災害と。

 ◇


店を出て、とりあえず目の前にある熊野速玉大社へ行く。
本宮と那智は何度か行った事あったのですが、速玉大社は初です。
これで熊野三山制覇だーという感慨は……あんまり無かった。
0714kumano2_02.jpg
速玉大社と言えば、この梛(なぎ)の樹。
平重盛が植えたとされ、旅の安全を願う人のお守りにもなった、梛の木。

個人的に、梛の木よりも印象に残ったのが、境内にあったオガタマの大樹。
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▲新宮市指定文化財「速玉大社のオガタマノキ」

オガタマは「招霊(おぎたま)」の転化で、神社なんかでよく植えられていますね。
私の自宅にもあるんですが、花が咲くと、バナナっぽい甘い香りがする。
大吟醸の匂い。

  ◇

和歌山県の新宮をうろついた後、三重県の熊野市に向かう。
県は違うものの、隣接しているので電車で30分の距離にあります。
近い近い。
まあ、電車は2時間に1本しか来ない訳ですが。(特急除く)
ちなみに乗った電車では、帰宅中の高校生男子が寝過ごしてしまったらしく、ものすごく狼狽しながら、運転手さんに「降りれないですか?」と聞いて、「遅いわ!!」と怒鳴られてました。
そんな様子を友達に笑われていた。……と言うか、君達、起こしてやれよ。

熊野市に着いたのは、ちょうど夕暮れ時。
ビジネスホテルに向かう前に、獅子岩を目指す。

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夕暮れの獅子岩。(クリックする大きくなります)

0714kumano2_04.jpg
なるほど、獅子だ。
黒獅子が海に向かって咆吼しているように見えるし、どことなく猛禽類の嘴のようでもある。
高さは約25mで、見上げていると首が痛い。

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あらゆる場所に設置されている、津波避難の看板。
不謹慎な事を承知で言うと、「美しいな」と思った。
夕暮れの青い水平線に、オレンジ色と黒の鮮やかな看板。差し迫った恐怖心と相まって、ゾッとするような美しさであるなあ。

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赤信号。
あの先に補陀落があると信じて、様々な人が旅立った。

【珍所其の79 熊野(1日目新宮)】

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▲獅子岩

いつもの事ですが、突発的に思い立って、ふらりと熊野へ行って来ました。

常世の玄関。海と木と巨石の国であるなあ。
などと思ってたら、頭がフワフワしてきて、気付くと、1週間後のビジネスホテルの予約を取っておった訳ですよ。
気もそぞろ、糸の切れた凧みたいな気分になります。

  ◇

まず目指したのは、和歌山県新宮。
大阪ー東京間が2時間半で行ける昨今、同じ近畿圏なのに片道4時間半もかかりました。
ちなみに今、Yahooで調べたら、和歌山駅から新宮駅へ行くのに特急を使っても3時間かかる事が判明。
とても同じ和歌山県内とは思えません。
胸がときめく交通の悪さです。

しかし、JR紀勢線が素晴らしかった。無人駅だらけな上に、2・3時間に1本しか電車が来ません。素晴らしい。
また乗りたい。そして、よく分からない無人駅で降りて後悔したい。
と言うか、特産品のマンボウ食べ損ねたので、近々マンボウを食べに行きたいです。マンボウ。
かわいいなマンボウ、美味しいんだろうなマンボウ。

さて。

0714kumano02.jpg
新宮駅。

駅に下りた途端、そこはかとなく漂う南国感。
生えてる植物とか、家の作りなんかも、どことなく南国。
しかし、決して常夏でアロハな感じではない。(ハワイとか行った事ないんで分からないですけども)
もっと湿気の多い、土とシダの荒々しい匂いがする。

  ◇

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新宮と言えば神倉神社
恐ろしい石段538段が目の前に立ちふさがる。
ちなみにこの石段は、源頼朝が寄進したとされる。
冗談でなく、転げ落ちそうなくらい急な石段。長いだけなら他の神社にもあるし、急なだけなら他の神社にもある。
しかし、こんなに荒っぽい石段は初めてだ。
どれくら荒いかというと、
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目の前にそそり立っている。頂上が見えない。

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下りる時は手をついてしまう程。

このすさまじい石段を、御燈祭(和歌山県無形民俗文化財)では、白装束の男達が松明を持って駆け下りるというのだから、訳が分から……凄い。

どうでも良いけど、火に関する祭りって、なんか走り回る系が多いですね。
やはり火を見ると血潮が燃えたぎるんでしょうか。

石段を登り切ると、神体である巨石「ゴトビキ岩」が姿を現す。
ゴトビキとはヒキガエルの事。
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巨大な磐座。
そしてなぜか、カップルだらけ。
どういう事なの。

「神倉神社」
速玉大社の西南、千穂ヶ峯を主峰とする権現山の南端に、神倉山という標高120メートルの支峰があり、その山頂に通称「ゴトビキ岩」(ゴトビキとはヒキガエルの方言で、厳密には頂部の石をゴトビキ岩といい、それを支える基岩を「袈裟岩」という)と呼ぶ巨岩を神体として神倉神社が鎮座する。
祭神を天照大神と高倉下(たかくらじ)命の二柱とし、速玉神社の摂社となっているが、神倉山が当地における熊野権現最初の降臨地と伝えられるところから、「熊野根本大権現」とも称された。
(以下略)

谷川健一編『日本の神々神社と聖地 第六巻』白水社 より抜粋

実は、この巨石を間近で見た時、最初はあまり感動は無かったのです。
観光客が多く、人の気配に気が散ってしまい、じっくり岩と対峙できなかったということもありますが、何というか、予想以上に「白い」。
私が白さを感じる神社は、非常に行き届いた管理がされており、明るく、参拝客も多い。しかし、画一された管理によって、原初の姿が分かりにくくなっている場合も多い。
これだけ見事な磐座だというのに、予想以上に白いな。というのが第一印象でした。
昔は頑固で偏屈で怒鳴り散らしていたお爺さんが、年を経て、すっかり性格が丸くなってしまったような一抹の淋しさがある。

しかし翌日、自転車で新宮市内を走って……信号待ちの間にふと山の方を見ると、このゴトビキ岩がぽっこり山肌から露出していた。
山は木々に覆われ、のっぺりと緑の平面。そんな中、ゴトビキ岩の黒灰色だけが鮮やかに、立体感を持って視界に飛び込んでくる。ちょっと鳥肌が立つような感覚でした。
遠くから見て初めて、この岩が非常に重要な磐座として祀られている意味が分かった気がした事ですよ。

<続く>

【珍所其の78  雪の大谷(立山アルペンルート)】

5月17日、富山は立山のアルペンルートにバスで行ってきた事です。
5月も半ば。
大阪は陽光が降り注いでいましたね。半袖の人もいましたね。

しかし、そこは富山の標高2450mですよ。
バスガイドさんが何度も「山の天気は分かりませんので!」と車内で叫ぶ訳です。

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窓の外は雨かー、などと思っていると、
みるみるうちに外は猛吹雪。
3m先が見えない山の雪道で、大型バスが行き交う。すぐ横は谷底。
これは下手すれば死ぬんではないか。
不安が過ぎる中、バスガイドさんが張り切って言う。
「行けるところまで行きます!とりあえず上がれるところまで上がって、それから決めます!」

……超・不安。

結局、目的としていた「雪の大谷ウォーク」は、吹雪のため中止。
しかし、とりあえずバスで一番上まで行く事ができるということで、
雪の大谷をバスで通り抜けて最終目的地「室堂」まで行くことに。

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ミニ大谷。
写真時は雪が止んでいたものの、すぐに吹雪いて先が見えなくなる。

この時、気温-1.1℃。
気圧746hPa 風速6m。

  ◇

ちなみに晴れていたら、こんな景色が見られたはず。
と言うか、これを見に行ったはずだった。
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ここから剣岳が見えるはずであったのに……。

【珍事:其の23 石ふしぎ大発見展】

ご無沙汰しております。申し訳ございません。

ここ数ヶ月で学んだ事は、「薬って怖い」という事です。
そんなこんなで、やっぱり命削ってました、12v電源です。
(※薬とは言っても、ちゃんと医者に処方してもらった薬です。御法に触れる薬ではありません。ダメゼッタイ。)

健康って重要。
だいぶ元気になりました。

 ◇

さて。
1人でフラフラと大阪OMMビルで開催された『石ふしぎ大発見展』へ行ってきました。
西日本最大の鉱物・化石・宝石の展示即売会です。
年に2回。春は大阪で秋は京都で開催されます。
私が行くのはこれで、4…5回目?になりますよ。
何ていうか、年月経つの早すぎるだろう。

ishihusigi2012.jpg

この展示会は、ざっくり「鉱物」に該当するものを取り扱っているなら、どんな業者でもOKというのが特徴。
主催者は「(財)益富地学会」という、地学の観点から鉱物を扱う学会なので、若干そっち(地学系)の鉱石・化石を売る店が強い……気がするのですが、気がするだけかもしれないというくらいのもんです。

後はもう、宝石屋さん、パワーストーン屋さん、アクセサリー屋さん、その他諸々謎の商売。
日本語、英語、中国語、どこかわからない言葉エトセトラが入り交じる、相変わらずカオスな空間でした。
この緩さがたまりません。

目の合った髭の外国人店主に話しかけて、英語で三葉虫の事を語ってもらっていたのですが、聞き取れたのは「Sanyoutyuu」くらいでした。すいません。
三葉虫の化石がどういう状態で掘り起こされたのか、必死に説明して貰っているのに、「立派な髭だなあ。趣味かなあ。宗教上の理由かなあ」とか考えてた訳です。……そうだ英語勉強しよう。
ちなみに別の場所でインド人店主に「How much」と訪ねたところ、「えー、これはですねえ……」と流暢な日本語で返されました。そして高かった。

しかし、この展示会は本当に石より人間を見ていて飽きません。
子連れでアットホームな鉱物・化石を売っている店、アンモライト(アンモナイトの宝石)専門店、
英国トップダウザー(ダウジングのスペシャリストらしい)、アクセサリー教室の先生、
ピンクのモヒカン青年、化石好きな少年、売り物の石の上でダウジングを始める客……エトセトラ。
楽しすぎる。


ちなみに今回購入した物。
ザンドライト。4.99カラット。
アメリカ製のガラスです。
値段は……、ユニクロのセーターくらいでした。
ishihusigi2012_3.jpg
▲蛍光灯下

ガラスなんですが、鉱物を混ぜて作られているらしく、
黄色系の光を当てると……

ishihusigi2012_2.jpg
色がピンクに変わる。
(本当は白熱灯とか太陽光の下が良いらしい)

ネットで調べると、この緑→ピンク系と、青→紫系の2タイプがあるみたいですね。
「ザンドライト」は、同じく色が変わるアレキサンドライトにあやかった名前らしいです。

そして箪笥の肥やしだけが増えていく。

2012aplilfool.jpg


すべりこみで4/1。

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信 条:てきとう
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