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【近況など…2/伊勢詣とか】

前回の近況報告から丸1年経ってますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は元気です。元気です。
この1年の間に、転職しちゃったり色々しておりましたが、元気です。元気です。
元気と書けば書くほど不安感がうなぎ登り。
あと、飲めなかったビールが飲めるようになったよ!

  ◇

さて。当ブログが冬眠している間に
某刀剣ゲームの大流行で、石切劔箭神社が盛り上がっているみたいですが、
ここで我々の知っている「石切さん」を、再確認してみましょう。
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(石切参道にあった漢方薬店の木偶人形(現存せず))
擬人化(疾病の)。

どんなカオスも文化も受け入れる、そんな懐の深さが石切クオリティやで。

  ◇

昨日の話なんですが……
奈良へ行くつもりで自宅を出たところ、気付くと三重県の伊勢にいました。
「宇治山田」行きの近鉄電車に乗ったら、途中下車するのが面倒くさくなっただけなんですが。

なんというか…
伊勢神宮(内宮/外宮)は、私にとって、よく分からない神社だったりします。
現在見えている姿から、過去の姿が想像しにくいというか。
後世の伝承と、古代からの政治的な思惑が何重にも重なっていて、
元々そこにどんな宗教があったのか、どういう意図でその場所に鎮座することになったのかが、今いちよく分からない。
倭姫の冒険活劇も、本当は何を意味しているのかよく分からない。

これは有名な話ですが、
伊勢神宮は天皇家の祖先神を祀る神社とされていますが、
実際に天皇が伊勢を詣でるようになったのは明治天皇からです。
それ以前は、天皇が伊勢に詣でる事は、ある意味禁忌?のような扱いになっていた。
後白河天皇や後醍醐天皇は伊勢へ詣る事を希望していたのに、「先例がないから」と、許可されなかった。
熊野には何度も行くのに、これも理由はよく分からない。

分からない事だらけであるなあ。腑に落ちない。


そんな事を考えながらフラフラしていたんですが、
外宮行って、内宮行って、伊勢うどん食べて赤福餅も買って……がっつり観光して帰りました。
飛び乗った電車で、そのまま終点まで行ってみるもんですね。
奈良での用事は、微塵も片付いてない訳ですが。

【近況など】

随分長い間放置しておりまして、大変申し訳ありません。
なんとか生きてます。

職場が変わったりなんやらかんやらで、ずっと放ってますが……色々と、面白い場所には行ってます。
……というか、行きたいな。

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沖縄、黒島の迎里御嶽 遠景。
もちろん、鳥居の中には一切入ってません。


おおお、旅に出たい。

【珍所其の83 MIHO MUSEUM】

 長年、ずっと行きたかった場所に行ってきました。
 滋賀県は焼き物の里、信楽町の山奥にある美術館、
 MIHO MUSEUM


大きな地図で見る 

 ここは、宗教法人 S会の創始者のコレクションを展示した、壮大な美術館であります。
 S会というと……私の中で、子供の頃に何度か経験した「手かざし浄霊」のインパクトが強烈に残っていて(※)、正直、普通の美術館に行くのとは違った、少しの緊張感を感じていました。

 でも結果として、行って良かったです。
 と言うか、凄かったです。色々と本当に。

※…現在はそういった形の布教は、ほとんど行われてないらしい。(Wikipediaより)

  ◇

 そんなこんなで、滋賀県の石山駅から更にバスで50分。ほぼ山の中を、かなり揺れるバスに乗って行きます。
 たぶん、乗り物がダメな人はやめておいた方が良い。

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バスの中から撮影した風景。山奥です。

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バスの中から撮影した風景②。エジプトの神殿みたいな橋。

 バスには石山駅からかなりの人が乗り込んだのに、いつの間にか車中には、私と美術館に向かうらしい男性客の2人しか乗客がいない。
 本当にこんな山奥に美術館があるんだろうか……?
 不安になってきた頃……

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突如現れる、オシャレなカフェ風建物。
ここが美術館の入り口かと思いきや、ここはレストランやミュージアムショップが入るレセプション棟。
美術館の本体は、ここから離れた場所にあるとのこと。

そして、人多!
どこに隠れていたのかと言うほど、人がたくさん。
駐車場にも車がたくさん。

MIHO04.jpg
レセプション棟から美術館本館までは、無料の電気自動車が行き来しています。
ここは万博か何かですか?
そして、どれだけ離れた場所に美術館があるのか。
色々謎が多くて、もう、よく分かりません。

MIHO05.jpg
電気自動車に乗り込み、トンネルへ。
(写真は、トンネルの逆側から撮影しています。)

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MIHO11.jpg
SFで見た事ある。こんなシーン。

貰った資料を見ると、
建設設計は、パリ・ルーブル美術館のガラスのピラミッド、ワシントンのナショナルギャラリー東館などで世界的に知られるI.M.ペイ氏によるものです。
設計のテーマは桃源郷。道に迷った漁夫が仙境の楽園ー桃源郷を見つけ出すという、陶淵明の「桃源郷記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。
とある。

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トンネルを抜けると、美術館の本体が見えてきます。
電気自動車に乗らず、歩いている人も多数。

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美術館の入り口に到着。寺院っぽい。
トンネルの異様さに比べて、案外こじんまりした印象を受ける。
それもそのはず。
美術館本体の80%以上が、地中に埋設されている。

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内部。
建築家が同じだけあって、確かに、ルーブル美術館っぽい。(ダ・ヴィンチ・コードでしか知らないけど。)

美術館なら、2時間〜3時間くらいで見て回れるわ……と思っていた私が甘かった。
想像していたよりも倍は広い。

そして展示物の量と質が凄かった。
世界各国から集められた文化財が、ゆったりと贅沢に配置されている。
私が行った時は特別展「空想動物の世界」展が開催されていたのですが、前3000頃の有翼神霊像だとか、怪物を模したアケメネス時代の容器だとか、非常に面白い展示物が並んでいました。
常設展示では、エジプト・西アジア・南アジア・中国/ペルシア・日本美術……と、それぞれの地域毎に部屋が分かれており、あまりの量と敷地の広さに、ゆっくり見て回る時間がありませんでした。

個人のコレクションでこの規模……くらくらします。

MIHO13.jpg
美術館の窓から見える、S会の本部。
Wikipediaによると、
本部は、滋賀県甲賀市信楽町。山中に約30万坪以上の境内を有する。この境内のことを神苑(みその)と呼ぶ。神苑内にはミノル・ヤマサキの設計した、富士山型の礼拝堂ホール(教祖殿)と、イオ・ミン・ペイ(I.M.ペイ)の設計した三味線の撥の形のベルタワー(カリヨン塔)
とある。

美術館の展示物から宗教色は感じないのですが……、
例えば、館内の壁には、創始者の言葉が書かれているのが散見されたり、ミュージアムショップでは関連書が売られていたり、創始者の名前を冠した生誕100年記念ワインが売られていたりはします。

詳しく知らない人なら、「ちょっと変わった、すごい美術館」程度かもしれません。

人によっては色々と感じる物もあるかもしれませんが、それでも行く価値のある美術館だなと思いました。
凄かったです。
 

【珍所其の82 熊野4(神内神社)】

前回が「あけましておめでとう」で、既に3ヶ月ほど経ってしまっている事実が、鳥肌が立つほど恐ろしいです。
ええと、私の方は全く変わっておりません。
なんとなく元気です。

さて、前回の続き。

「花の窟(いわや)神社」へ行った後、今回の旅の本来の目的地へ向かいました。
三重県南牟婁郡紀宝町神内にある、「神内(こうのち)神社」
今回、どうしてもここに行きたかった。

ただ問題は、どうやって辿り着くか。
最寄り駅「鵜殿」からは徒歩往復で7km。
炎天下の中、果たして帰ってくる事ができるのかどうか不安が残る。
そこで取ったルートが、和歌山県新宮のレンタサイクルで自転車を借り、熊野川を渡って三重県に入り、神内神社へ向かう…という越県ルート。

つまり、こう↓

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ちなみに花の窟(三重県)→新宮(和歌山)に着くのが10時30分。
自転車で神内神社へ行った後、15時には再び新宮に戻ってきて、大阪へ帰らなくてはいけない。

よし、行ける。ダメなら行き倒れる前に引き返す!

そんなこんなで雄大な熊野川を渡り、神内神社を目指す。
村の中を突っ走り、ゆるやかな坂が続く車道を必死に漕ぐ。
熱中症予防のため、コンビニで買った凍らせたペットボトル飲料をリュックの中に入れ、背中に当たるようにして、ひとり必死に自転車を走らせる。

こういう事をしている時、自分でもどこを目指しているのか、よく分からなくなってくる。
馬鹿な事をしているなあ。と思いながら、いてもたってもいられない。
中毒みたいなものです。

  ◇

神内地区に入った途端、目の前に田園風景が開ける。
稲穂の鮮やかな緑が、目に突き刺さる。

0714kumano4_2.jpg

しばらく行くと、家の軒先で庭いじりをしている老夫婦が目に入った。
自転車を止めて、神内神社の場所を訊く。

私「すいません……あの、神内神社って、どう行けば良いですか?」
婦人「神内神社は、あそこのゴトビキ岩の下よ」
私「ゴトビキ岩って、新宮(神倉神社)の、ですか?」
婦人「ああ、ええと。ここでもゴトビキ岩って言うの。蛙って意味だから。…ほら、蛙がいるでしょう?」

指差された方向を見ると、なぜ今まで気付かなかったのか……蛙が山から首を出していた。

0714kumano4_3.jpg

婦人「と言うか……あなた、どこから来たの?」
私「ええと、大阪からなんですけども……今日は、新宮から自転車で」
婦人「(絶句した後に笑いながら)……暑くないの?」
私「…………暑いです」

神社は涼しいから、頑張ってね。と、有り難い言葉を頂いて、再び自転車を漕ぎ出す。

言葉どおり、蛙岩の真下あたりに、神内神社が突然姿を現す。

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緑。
人里と接している神社なのに、山深い場所にある神社と同じような雰囲気がある。

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神内神社は別名「子安神社」。
岩に挟まれた石段を登ると、御神体である磐座が姿を現す。

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社殿は無く、むき出しの磐座が聳える。

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巨大な磐壁は、ここからでは全貌が見えない。
遠くから見えたゴトビキ岩に続いているのだろうか?

そしてこの磐座の前、ものすごく涼しい。
さっきの婦人が言った通り。冷房がかかっているのかと思うほど涼しい。
炎天下を突っ走ってきた分、あまりの居心地の良さに、しばらく動けなくなる。

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石段の下には、川が流れている。
境内に川がある神社は、聖俗の境界ができるせいか、古体をとどめている神社が多い気がする。

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想像していたよりも、はるかに明るい。
明るいのに、透明で涼しい。素晴らしい。
丁寧な人の手が入っているのに、自然そのままな感じもする。
良い場所です。

頑張って自転車漕いで良かったなあ。
(ちなみに帰路は、近道を発見したため、往路の1/2の時間で新宮まで帰れました。)

車は運転できないので、
輪行できるロードバイクが欲しい。

【珍所其の81 熊野3(花の窟神社)】

明けましておめでとうございます。
今年はより一層、適当に生きていく所存でございます。
……毎年言ってる気がするけど。

  ◇

さて続き。

翌日は朝から「花の窟(いわや)神社」へ向かいます。
熊野地域で三重側の神域…と言えば、ここが一番有名なのではないでしょうか。
火の神であるカグツチを産んで死んだイザナミが葬られた場所。

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七里御浜に沿って、国道42号を真っ直ぐ真っ直ぐ。
昔は道路も無く、花の窟まで砂浜が続いていたんでしょう。
風情が無いと言えば……まあそうなんですが、ここの道はきちんと整備されていてとても明るく感じる。
南国的な明るさ。

0714kumano3_02.jpg
花の窟神社の杜も、どことなく南国っぽい。
国道を挟んですぐ向こう側は海なのに、波の音が聞こえない。

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奥に突如現れる、御神体。
大きすぎて全体像がカメラに入らない。
私には巨大な体躯に、2面を持つ頭が乗っているように見える。

神社の由緒書によれば
日本書紀に「一書曰 伊弉冉火神生み給う時に灼かれて神退去(さり)ましぬ 故れ紀伊国熊野の有馬村に葬(かく)しまつる 土俗(くにびと)此神の魂を祭るには花の時に花を以って祭る
又鼓 吹幡旗を用て歌い舞いて祭る」とあり、即ち当神社にして、其の由来するところ最も古く、花窟の名は増基法師が花を以て祭るより起これる名なり。
花窟神社は古来社殿なく、石巌壁高さ四十五米。南に面し其の正面に壇を作り、玉垣で周う拝所を設く。此の窟の南に岩あり。軻遇突智神の神霊を祀る。(後略)

「花の窟神社由緒書」より抜粋。改行は12v電源が適宜入れています
とあり、この地がイザナミの埋葬地「有馬」であるとしている。

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窟の裾には、玉垣で拝所が作られている。

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非常に原始的な祈りの数々。

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鬱蒼としているものの、熱帯的な明るさがある。

岩肌には穴がぼこぼこ空いており、その中に祈りを籠めた白い絵馬石がびっしり入れられている。
植物は岩肌を浸食し、イザナミの体毛のように繁っていた。

毎年、2月2日と10月2日に三重県指定無形文化財の「御綱掛(おつなか)け神事」が行われる。
花の窟の上から綱をかけ、浜辺まで引いていくらしい。

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▲神社の社務所にあった資料

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0714kumano3_15.jpg
そこここに、御綱神事の名残が。

湿気のある明るさだ。

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Author:12v電源
読み方:ジュウニボルトデンゲン
信 条:てきとう
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