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[C122]

前回の記事、読んでいてゾクリときました。
今回のも雰囲気あります。
そんな意図はないかもしれませんが(笑)

12Vさんの世界観ってこういった知識が土台にあるんですね。
何年も前に読ませて貰った12Vさんの小説を急に思いだしました。
それも指を供養する場面(笑)

[C123] >カジゴンさん

>読んでいてゾクリときました

でも根がビビリなんで、本当に怖い事は書けないですね。
書いているうちに、自分が怖くなってくるので。

>何年も前に読ませて貰った

ええと……全く記憶に無いんですが……たぶん、大昔のブログで載せて……ええと、忘れて下さい。
  • 2008-09-15
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【珍所:其の48 涌出宮】

 前回【珍所:其の47 祝園神社】の続き。

  ◇

 最初は祝園神社から歩いて木津川を渡るつもりだったのですが、空模様が怪しかったため、電車を乗り継いで、最寄りのJR奈良線「棚倉駅」へ。
 ここは大阪への通勤圏内ですが、1時間に電車が2本しか通らない。
(ちなみに日本で1番列車本数の少ない駅は、北海道の上白滝駅の1日1往復らしいです。→Yahoo知恵袋より

wakide01.jpg
 駅を出てすぐのところに、伎座天乃夫岐賣(わきにますあめのふきめ)神社。通称・涌出宮が鎮座しています。

 一夜にして森が湧き出したという伝説があるため、「湧出宮(わきでのみや)」と呼ばれてきたそうです。

wakide01.jpg
 外から見るとコンパクトな感じの杜ですが、中は結構深い。
 このあたりから天気も回復しました。
 木の間に光が籠もっている。

 ああ、光だ。光だ。と、嬉しくなる。

(後から知ったことですが、この時、大阪では洪水警報が出ていた)


鮮やかな朱塗りの鳥居。思いがけず新しい感じが。


拝殿(元禄期)
こちらの鳥居は良い具合に退色している。


本殿(元禄期)

 祭神は天乃夫岐売命(あめのふきめのみこと)を主祭神にして、他3女神を祀る。
 この地からは弥生時代の遺物が出土しており、神社創建以前から早くに開けていたことが伺えます。

  ◇

 涌出宮の特色は、なんと言っても、前回の「祝園神社」とまるで対になっているかのような「居籠祭」。
 前回に書きましたが、この祭は、大和朝廷に討たれた武埴安彦命、または討伐された大蛇の怨霊を鎮めるため……と伝えられている。

 この祭は、現在、2月の第3土曜日と日曜日に行われ(全体的には3日間)、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 涌出宮の由緒書と、谷川健一編『日本の神々-神社と聖地-5 山城・近江』(涌出宮・祝園神社の執筆担当者は植木行宣氏)を参考にして、祭の概要を記す。

 3日間に渡る神事は、大きく7つに分けられる。
●モリマワシ(森廻り神事)
 与力座の2人が、地区11ヶ所の聖地を巡って榊を刺す行事。

○門の儀・大松明の儀
 与力座が古川座を主客として三座(古川座・歩射座・尾崎座)を饗応する式。終わりに松明に点火。

○勧請縄奉納の儀
 古川座・歩射座がととのえた勧請縄を持参する行事。古川座は太縄、歩射座は細縄と決まっている。太縄に細縄をからめて所定の木に張り渡す。

○饗応(アエ)の儀・御田(おんだ)の式
 与力座が三座を饗応する儀式。饗応が終わると、座衆が見守る中、田植えの真似(籾まきなど)を演じる。

○勧請縄行事
 新旧の勧請縄を、与力座が取り替える儀式。撤去された去年の勧請縄は焼却される。

●野塚神事
 深夜、神主が3つの野塚に野道具(鋤・鍬・馬鍬・唐鋤のミニチュア)を納める儀式。

●御供(ごく)炊き神事・四ツ塚神事
 与力座の御供炊き2人が七回半の水垢離のあと拝殿で御飯を炊き、それをひとつまみ樫の葉に盛りつける。これを「御供」という。
 御供が整うと御供炊きが四ツ塚に一つずつ御供を供える。四ツ塚とは湧出森に設けられる4つの盛砂である。
 しばらくして、御供が食べられているかどうか様子を伺い、食べられていれば太鼓でそのことを触れて歩く。これを「アキの太鼓」といい、居籠祭はそれを合図にして終わる。
 御供が食べられていない場合は、祈祷日待をする習いであり、古くはもう一度改めて祭をやり直したと伝えられる。

○…氏子が参加する神事 ●…他見を憚る神事

●印の神事は深夜に行われる秘事のため、誰も見ることはできない。また望見しようというものもいない。(『日本の神々-神社と聖地-5 山城・近江』参照)……とのこと。

山背古道推進協議会のHPに、「沿道歴史資料 」として居籠祭が取り上げられています。
居籠祭(いごもりまつり)と奇習
中谷志津枝:山城町老人クラブ連合会「ふるさとの歴史を語る」
より

 居籠祭(いごもりまつり)は、その字の示すとおり、氏子の人たちが祭礼中に、いみ籠(こも)りを厳格に守り続けてきたものです。音なしの祭とか、見ざる祭りとか、おまつり奇談などがあります。
 いごもり神事の中では、いくつかの見ざるの祭りがあります。
 森まわし、野塚祭、四つ塚神事がそれです。
 「森まわし」は絶対に見てはならぬ。2月15日未明、東方の山へ神迎えに行き、12月16日深夜には神をお送りする。この使者の与力2人が白装束で鈴を鳴らしながら、山道をたどるので、鈴音を聞いたら、外にいても家に閉じこもる。「姿を見たら目がつぶれる。」とは古老の言い伝えです。
 「野塚祭」。2月15・16・17日の深夜、神主が野塚祭りをするが、見てはならない。祭終了後、塚に納められた野道具(榊の小枝で作った白木のミニチュアの、くわ・すき・まぐわ・からすき)を、人知れず待っていた人が先を争ってたばりに行くということです。
 「御供(ごく)たきと四塚神事」。2月17日の深夜から18日未明にかけて行われるが、絶対に他見できません。身を清めてたきあげた御供を樫の葉にのせて四つ塚にそなえられるが、神意にかなえば、お召し上がりになる。これをもって、めでたく大願成就。そこで明けの太鼓が打ち鳴らされ、村人はこれより平常の生活にもどります。
 ところで、四つ塚の御供えを、神様は、いつどこからこられて、どんなお姿でお召し上がりになっているか見た人はありません。しめなわの中は、人の足跡はおろか鳥獣の足跡さえ見あたりません。いごもり祭の不思議の一つです。

http://www.yamashiro-kodo.gr.jp/contents/siryou/his_3.htmlより抜粋

 涌出宮の由緒書には、この四ツ塚のモノクロ写真が掲載されていますが、円錐型の盛り砂に御幣を突き立てている……簡易の塚という感じです。
 祭事が済んだら、また平らにするのでしょうか。


湧出宮の杜を通る道。


木の根元に、枯れた玉串が立て掛けてありました。

  ◇

 湧出宮を出て道を歩いていると、ポツニストの心を揺さぶる、こんもりとした小さな杜が畑の真ん中にある。
 気になったので、近付いてみようと思うも、畑が邪魔して直線距離では近付けない。


なんとなく歩いていると、いきなり目の前に道が出た。

 おお、ここだ、ここだよ。
 なんだか面白そうな石の祠がある。

 お邪魔します。と声をかけ、杜に入った途端、頭の上にバサーッ。
「うわあっ」
 思わずその場から飛び退く。エビみたいに。


頭の上に落ちてきた、黄緑の葉をつけた枝。
小心者なので、心臓が止まるかと思いましたよ。

小さな杜の中には、

石の祠と、


小さいながらも手入れの行き届いた木製の社と、


高倉大明神と彫られた石。

 石祠と社は何が祀られているのか分かりませんでした。
 この辺りの地名は「三所塚」と呼ばれているので、もしかすると……そういうことかもしれません。
 あーいや、分からないんですけども。(何がだ)

 高倉大明神は、湧出宮から北へ行った場所に高倉神社(以仁王を祀った神社)があるので、それと関係があるかもしれません。
(平家打倒の「以仁王の令旨」で有名な高倉宮以仁王は、高倉神社のあたりで命を落としたとされている)

  ◇


吸った緑、緑。
私を誘うな。そっちには行かないよ。
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前回の記事、読んでいてゾクリときました。
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>読んでいてゾクリときました

でも根がビビリなんで、本当に怖い事は書けないですね。
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>何年も前に読ませて貰った

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