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[C71]

こんにちは。
お寺や神社にはまったく詳しくないのですが、こちらのブログは、ためになるのと12v電源さんの語り口が楽しいので時々拝見しにきています。

イヌザクラの写真を拝見したとたん、おもわず「おお」と声を発してしまいました。写真ですら、何か感じるところがあるんですから、生でご覧になった12v電源さんはさぞや感銘をうけられたでしょうね……。

あと、良い香りのする大変涼しい道、というのはきっと山の神様が疲れた12v電源さんのような人のために用意してくださったのかなー……などとのんきなことを思ってしまいました。
ヘンなことを書いてしまいました。すみません。では、失礼します。
  • 2007-09-17
  • えどがわ
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  • 編集

[C72] >えどがわさん

初めまして。
コメントありがとうございました。

膵臓に浮かぶランゲルハンス島のような当ブログに、何度か足を運んでいただき、ありがとうございます。

>イヌザクラ
イヌザクラはですね……、両手を空に伸ばすような格好で、陽光を受け止めておりましたよ。
たっぷり充電して、放出するようなイメージですね。
人でも動物でもない(植物でもない)、何か違うものが立っている感じでした。


>良い香りのする大変涼しい道

朝の通勤ラッシュに揉まれている時、あの道を思い出すのです。
イライラが収まる訳です。
  • 2007-09-20
  • 12v電源
  • URL
  • 編集

[C145] 諏訪の不思議な香り

はじめまして、諏訪と申します。

この時点から一年以上過ぎて、見つけてしまい今さらながら書き込ませて頂くことをお許しください。

私も数年前に諏訪のその一帯で不思議な体験をし、あなた様と同じだと思いますが、素晴らしく良い香りに包まれ、心地よかったことを思い出します。

そして、同じく、ある危険を感じ「まだしなくてはならない事がありますので、今回は帰らせていただきます」と、別れがたい思いで離れたのです。

その後もたびたび、都会の中や山の中などで、その香りが漂いました。
本当に不思議で、心地よい出来事に出会いましたが、同じ体験をなさった方がいらっしゃったことに、書き込まずにはいられず、失礼をいたしました。

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【珍所:其の36 諏訪探訪2回目(2日目の2)】

 9月に入って幾分涼しくなりましたが、今から書く諏訪旅行は、8/13・8/14という灼熱のお盆週間に敢行されております。
 日本を席巻した猛暑を思い出しながら、お読み下さい。

  ◇

 さて。
 神長官守矢史料館で、最後の目的地である諏訪七木のひとつ「峯たたえのイヌザクラ」までの道を訊きました。

▲神長官守矢史料館内部

 丁寧に地図や文化財資料のコピーまでいただき、資料館を出ました。炎天下の中を。

 10分後。


ここはどこでしょうか。

 書いてもらった地図も自分の直感も、こっちだと言っているのに、目印になる「西山運動公園」が見あたらない。
 公園らしきスペースは確かにあるのだけども、「前宮公園」という名前になっている。
 入り口には車止めのチェーンが張られ、なんだか入って良いのかどうかも微妙。
 周囲数キロは誰もいないのではないかと思うほどの静けさ。……蝉はうるさい。

 第一村人を捕まえて道を訊こうにも、灼熱の午後1時。誰も屋外に出てません。
 こんな炎天下の中、外を歩き回るような人間は、見渡す限り自分ひとり。

 暑さに命の危険を感じたので、いったん国道152号へ出、コンビニエンスストアの店員さんに道を訊くことにしました。
 しかし、店員さんに道を訊くも、誰も知らないどころか、「西山運動公園」という名前を聞いたこともないとおっしゃる。
 地元の人すら知らない公園を、稀代の方向音痴と名高い私に見つけられるのかどうか……。
 不安になりながらも、コンビニの店員さんに御礼を言い、チョコレートソースがかかった、アメリカンでファットなアイスクリームを買う。

 そう言えば、極寒の冬に来た時もこのコンビニで肉まん買ったなあ。息が止まるくらい美味しかったなあ。
 などと思い出す。
 良い風景なんですよ。
 田園風景が後ろに広がり、前には国道を挟んで、山を背にした生コンの巨大なプラントが沈黙しているのです。

▲生コンプラント(※冬に撮影した写真)
止まっている工場というのは、遺跡に似た感動があります。


 水分も補給したし、とりあえず適当に歩いてみようと思い、涼しそうな空気を求めて歩くことに。
 すると、「所政(ところまつ)社」と書かれた案内板を発見。

案内板はあるものの、社が見えない。

なんだか急に良い香りがしたので、ふと上を見上げると、

石か木の杭っぽいものが上に続いている。
とりあえず近付いてみると、木製の段になっている。

よく分からないんですが、ここの周辺だけ、妙に花の香りがする。
香水かと思うくらい、「人にとって心地良い香りを作ってみました」というような香り。しかも高い香水の。
もしかしたら、本当に香水だったかもしれない。(誰もいなかったけど)
どちらにしろ気分が良くなって、木の階段を登っていくと……


ありました。
しかもなんだか、クーラーがかかっているくらい涼しい。むしろ、異様に涼しい。
変だと思う以上に、あまりにも居心地が良すぎて、ここから動きたくなくなる

 布団があったら、今すぐ寝られるなぁ。
……などと失礼な事を考えていたのですが、諏訪信仰において、この所政社はかなり重要な場所です。

 色んな意味で、「これ以上ここにいたら帰られなくなる」と、理性が赤信号を出していたので、木の階段を下りて所政社を後にする。


▲所政社の前にある子安神社。

  ◇

 しばらく涼んで体力を取り戻したので、再び「峯たたえのイヌザクラ」を探すため歩き出す。

 資料館でもらった文化財資料のコピーには、
峰たたえのイヌザクラ
 高部の西山運動公園に入る道路を運動場入り口からさらに進み、運動場のふちをまわるように山道をたどるとあずま屋がある。
 そこを通り越すとすぐ右に折れ登る山道がある。そこからおよそ150mのところの左手道わきの大木が峰たたえのイヌザクラである。

茅野市教育委員会『茅野市の文化財』より
 とある。
 かなり詳しく道を説明しているのだろうが、文章を読む限り、サッパリ理解できない。

 上空を見上げると、突き抜けるような夏空。
 色んな意味で溜め息が出る。


 木陰で地図を広げていると、小さなトラックがガタガタと揺れながら向こうからやって来た。
 トラックに乗っていたお爺ちゃん(推定75~80歳くらい)と、がっちり目が合う。
「あの……」と言いかけるが、向こうは明らかに仕事中の様子。
 車に乗っている相手を呼び止めるのは失礼かと、途中でやめたにもかかわらず、紅葉マークをつけたトラックはノロノロと止まってくれた。

「すいません、すいません、お仕事中に。……その、道をうかがいたいのですが……よろしいでしょうか?」
 車から出てきたお爺ちゃんは、ニコニコと人の良い笑顔で、
「いいですよー」
 と言ってくれる。
 奇跡の第1村人だ。私はつくづくツイている。(と思う)

 教えてもらった結果、「西山運動公園」が「前宮公園」と書かれていた場所で正解だったことが発覚。
 地図も直感も正しかった訳です。

「運動公園ゆうても、陸上のトラックがあるだけで、なんもないよ」
 と、お爺さんが言うので、
「実は「峯たたえのイヌザクラ」を見に来たんです」
 と、答える。
「イヌザクラと言っても、桜じゃあないよ。"イヌ"ゆうくらいだからね。あと、雷が落ちて、焼かれたし。……ここからちょっと距離はあるし、山の中だから……まぁ、若い人だし大丈夫だとは思うけど、誰も行かないようなとこだからねえ」
「そんなに遠いんですか?」
「まぁ、20分くらいで行くけどね。……あとは、そこから(諏訪大社上社の)前宮まで通じる山道があるんだけどね。そこはまぁ、本当の山道だから行かん方が良いなぁ」

 その他にも、八ヶ岳の話や、武田信玄に縁のある上原城跡の話なんかも聞けました。
 昨日(8/13)といい、今日といい、なんだか御老体に教えていただくことが多いです。
 お爺さんからは、くれぐれも日射病と熱中症には気を付けるように言われ、何度も御礼を言って別れました。


 お爺さんの言葉通り、前宮公園の看板が出ている公園まで戻り、誰もいない公園の中に入る。
 真夏のだだっぴろい公園は、黄土色で影が濃い。

『茅野市の文化財』のコピーを読みながら進む。
「運動場のふちをまわるように山道をたどるとあずま屋がある」


どこへ続くか分からない道が確かに、公園のふちを回るようにある。
ゆるい傾斜を進んでいくと、


あずま屋発見。道は間違っていなかった。

 しかし、次が問題。
「そこを通り越すとすぐ右に折れ登る山道がある。そこからおよそ150mのところの左手道わきの大木が峰たたえのイヌザクラである。」

 右に折れる道なんて、どこにも見あたらない。
 左手には道っぽいものが続いているが、どうも公園に戻る道のようだ。
 じっと眺めていると、なんだか土が露出した筋がある。

鬱蒼とした雑木林の中に続いているが、どうやら人が踏み分けた跡っぽい。

 本当にあっているのかどうか、甚だ不安でしたが、なんとなく間違っていない気がしたので、そのまま跡をたどることにしました。
 

なんか……


なんか、ひとつだけ大きいのがいる。




まさに信仰対象となりうる巨木。


立て看板には、こうある。
市指定天然記念物
峰たたえのイヌザクラ

イヌザクラは山地に自生するバラ科の植物で、花期は五月、白い小さな花を総状花序につける。花序の軸に葉のない点がウワミズザクラと異なる。
 この木は『諏訪上社物忌令之事』に記載のある七木の一つ「峰タタイノ木」にあたり、同書に「此木共ノ本ニテハ皆々神事有」とあり、また『諏訪大明神画詞』にも「先峯多々江其の後前宮の神事」とあることから、古くこの場所で神事が行われたことがわかる。ここを通って大祝が前宮に通ったといわれるが、その道は一部がおもかげを止めているのみである。
(後略)
 湛(たたえ)神事は絶えてしまった神事ですが、おおまかな概略を記すと、
 三月の大御立座神事(酉の祭・御頭祭)で、「神使(オコウ)」と呼ばれる六人の童子が、二人三組になり七泊八日の湛神事に出発する。
 生神・大祝に玉かづらをかけられ、神格を授与された神使(大祝の分身)は、七木・七石などを巡回し、それぞれにミシャグチ神を降ろして祈祷を行う。
 十一月の御立座神事では、神使は同じ場所を巡り、三月の神事で木や石に憑けたミシャグチ神を「上げる」。
(参考『神長官守矢史料館のしおり』)

 木や石にミシャグチ神を降ろして豊作を願い(誓約させ)、農耕が終わった後、ミシャグチ神を元いたところへ帰す。
 この湛の木は、神の依り代であった訳です。

(ただ、このイヌザクラの樹齢は200年なので、中世は別の樹が「峯湛」とされていたかもしれません)


木の足元にある、石の小祠。

 言うまでもなく、諏訪の信仰や文化は、木と石によって成り立っている。
 いわゆる神社神道や統制された仏教の匂いは非常に稀薄なのです。
 そこそこ文化の中心にあって、これだけプリミティブな文化が残っている土地は、結構珍しいんじゃないかと。
 だからこそ、何人もの研究者が夢中になる訳ですな。

  ◇

 何度も後ろを振り返り、振り返りしつつ、イヌザクラを後にする。

 国道に出て真っ直ぐ歩けば、すぐ諏訪大社上社前宮に辿り着きました。
 冬も来たんですが、夏はまた趣が違います。

 上社前宮については、以前に書いたので、ここでは割愛させていただきます。
 ただ、前回は(寒さのため)行けなかった「鶏頭社(けいかんしゃ)」を載せておきます。

▲鶏頭社
人間の少年が神(大祝)になった場所です。
テントのような仮屋を作り、神長官と少年は中に入る。神長官は少年に山鳩色の着物を着せ、「かなつぼ石」と呼ばれた磐座の上に並べられた道具で化粧を施し、少年の髪を結う。
そして神長官が降ろしたミシャグチ神を身につけ、少年は生き神「大祝」となった。
(参考『神長官守矢史料館のしおり』)

 大和朝廷に追われ、出雲から諏訪に逃げてきたタケミナカタ神の子孫の少年が、諏訪土着のモレヤ神の子孫である神長官守矢氏から、土地の神を降ろされて生き神となるという流れは、何と言うか、ドラマです。

  ◇

 ちなみに1人旅をして、同じ場所に2度行ったのは、諏訪だけですねぇ。
 普通は、前回行った場所とは違う場所を見たいと思うのですが、諏訪は同じ場所に行きたくなる。

 肌に合うのかもしれません。
 たぶん、また行くと思います。うん。
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こんにちは。
お寺や神社にはまったく詳しくないのですが、こちらのブログは、ためになるのと12v電源さんの語り口が楽しいので時々拝見しにきています。

イヌザクラの写真を拝見したとたん、おもわず「おお」と声を発してしまいました。写真ですら、何か感じるところがあるんですから、生でご覧になった12v電源さんはさぞや感銘をうけられたでしょうね……。

あと、良い香りのする大変涼しい道、というのはきっと山の神様が疲れた12v電源さんのような人のために用意してくださったのかなー……などとのんきなことを思ってしまいました。
ヘンなことを書いてしまいました。すみません。では、失礼します。
  • 2007-09-17
  • えどがわ
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[C72] >えどがわさん

初めまして。
コメントありがとうございました。

膵臓に浮かぶランゲルハンス島のような当ブログに、何度か足を運んでいただき、ありがとうございます。

>イヌザクラ
イヌザクラはですね……、両手を空に伸ばすような格好で、陽光を受け止めておりましたよ。
たっぷり充電して、放出するようなイメージですね。
人でも動物でもない(植物でもない)、何か違うものが立っている感じでした。


>良い香りのする大変涼しい道

朝の通勤ラッシュに揉まれている時、あの道を思い出すのです。
イライラが収まる訳です。
  • 2007-09-20
  • 12v電源
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[C145] 諏訪の不思議な香り

はじめまして、諏訪と申します。

この時点から一年以上過ぎて、見つけてしまい今さらながら書き込ませて頂くことをお許しください。

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そして、同じく、ある危険を感じ「まだしなくてはならない事がありますので、今回は帰らせていただきます」と、別れがたい思いで離れたのです。

その後もたびたび、都会の中や山の中などで、その香りが漂いました。
本当に不思議で、心地よい出来事に出会いましたが、同じ体験をなさった方がいらっしゃったことに、書き込まずにはいられず、失礼をいたしました。

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