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[C54] >コメント頂いた方

コメントありがとうございました。

例の神長官資料館ですが、この投稿の前回
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で、レビュー(?)を書かせていただいています。
(分かり辛くてすいません)

諏訪はどこを取っても、素晴らしい場所でした。
今度行く機会があれば、七木・七石を巡りたいですね。
  • 2007-05-22
  • 12v電源
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【珍所:其の25 諏訪探訪5(2日目・諏訪大社上社前宮)】

 さて、諏訪大社中、最も辺鄙な場所にある、諏訪大社上社前宮に着きました。
 大祝の居館にして、重要な祭祀が行われた場所であります。


昼間だと言うのに、社務所の扉も閉まっており、人の気配すらしません。
まぁ、平日なんですけども。(立派な大人は仕事をしてる時間です)


 さて、ここは、普通の神社のように、平地に社殿があり、その周りを柵で囲んだ形ではなく、傾斜面に社殿が縦横無尽(?)に点在しています。
 この扇状の地帯は「神原(ごうばら)」と呼ばれ、大祝の居館である上社前宮は、「神殿(ごうどの)」と呼ばれていたそうです。


▲荒玉社(あらたましゃ)
解説板によると、田の神を降ろし、稲の御霊を祀る社で、上社の重要な摂社だそう。


▲内御玉殿(うちみたまでん)
神宝の真澄の鏡・八栄(やさか)の鈴を納めていた御殿で、大祝はこれらの神宝を携えて、人々に拝謁させていたらしいです。


▲十間廊(じっけんろう)
前回紹介した御頭祭が行われた場所。
ここに75頭の鹿の頭が並んでいたわけです。


▲御室社(みむろしゃ)
大祝が冬の三ヶ月の間、蛇神ソソウ神・ミシャグチ神と共に籠もる神秘的な神事「穴巣始(あなすはじめ)」をする御室の跡。
御室は地下を掘って作られ、この中には大祝、神使、神長など、限られた人間しか入ることができなかった。

 冬、陽の届かない地下に籠もる大祝は、冬眠する蛇そのものでもあり、季節毎に再生を繰り返す植物の生命そのものでもあるように思えます。

 武井正弘氏『年内神事次第旧記』(茅野市教育委員会)の解説に、この御室で行われる神事についての解釈が掲載されています。
 信濃の諏方に入ったタケミナカタは、己れと同じ運命を地域の王(首長神)に強いることになる。タケミナカタとモリヤの力比べと服属という歸属伝承がそれで、征服王としてのタケミナカタの神は、龍蛇信仰とともに諏訪の地域に根をおろすことになった。
 モリヤ氏の祖神ミサグチ神は御左口と表記され、ミシャグチともよばれる口裂の蝦蟆がま神で、竜宮伝承とも関わる水分神でもあった。(中略)蛇体のタケミナカタに征服されたが、その方法は蝦蟆神の通う竜宮への通路と退路を石で封じ込めで、七石伝承の御沓石(波の上を走る御沓)、硯石(善悪記帳の硯)、甲石(闇夜に光る)、小袋石(乾珠)、小玉石(満珠)、亀石(浮石)、御座石(磐座)は竜宮から蝦蟆神にもたらされた宝だが封じ込めで利用できず、逆に蛇神の象徴になったのだと思われる。

(中略)

 こうしたプロセスを経て支配は蛇神へと移行したが、男性神であるタケミナカタは間接手段によってしか土地の恵みを保障できない。地母神としてのミサグチ抜きでは大地は荒野と化してしまうわけである。このため、服属と誓約の儀式が祭事の初頭に据えられる。征服されたミサグチ神の象徴として、その現身である蝦蟆を、新年を迎える度に狩り出し(※)、贄として年神を斎く御室の火で焼き、タケミナカタの子孫である大祝に献じて、その現身を養う食物とする。次いでモリヤの子孫である神長の口に入り、その身を養う糧とされるが、御室に籠もる神使、神官、神人たちも、新しい年を生き抜くため、その一片を口にする。

(中略)

 大祝は地母神の躰を贄として口にすることで、征服神である祖霊と一体化するが、神長は祖霊の躰を口にすることで、依代としての己の命を更新し、次いで現身を失くしたミサグチ神を祀って御霊を和め、地母神としての力を増幅させる。春を迎えると大祝の代理である神使が、ミサグチ神を木綿幣に憑け、県各地の土地神たちに年の実りを約定させるわけだが、御室籠りはこうした解釈に基づいて、征服神のシンボルである蛇身(小蛇)と、地母神であるミサグチ神の仮の宿に斎き祀る御躰入れ──蛇婿入──の神婚式であった

武井正弘氏『年内神事次第旧記』(茅野市教育委員会)p.242~p.243より抜粋
※…毎年元旦に行われる蛙狩神事 (かわずがりしんじ)
けっこう大胆な事を言われてるような印象を受けますが、個人的には、非常に面白いと思いました。


▲上社前宮本殿
神社の本殿というより、「公園の奥にある会館」という感じがしました。
この本殿は昭和7年に改築。


建物は完全に神社なのに、どこか「神社」っぽさがない。
恐らく、元は大祝の居館だったからでしょう。


▲本殿からの眺め。
背後は山だし、見晴らしも良い。
ちょっと偉くなった気分がします。
こういう風景を眺めながら、8歳の少年が「私は神だ」って言ってた訳ですねえ。

 冷え込みは凄かったんですが、上の写真のように、空は晴れていました。
 この時点までは。

おまけ

▲本殿近辺にあった看板。
人家というか、神社の境内だよ!

  ◇

 前宮を離れて数分後。

なんだか、えらく吹雪いてきた。(でも写真を撮る余裕はあった)

しかも、微妙に道が分からなくなってきた。
どんどん雪はひどくなる一方。指の末端の感覚が無くなっていく。

「ここで迷ったら、生死に関わる」
そう思った私は、一時避難と道を訊くため近くの店に。

12v電源「すいません。ここから一番近い駅って、どうやって行けば良いでしょうか?」
店のお姉さん「えーっと……歩き、ですよ、ね?」
 お姉さんの表情から、とても嫌な予感がする。
12v電源「……すいません。歩きなんです」
店のお姉さん「歩くと、大分あるんですよ」
12v電源「どのくらいでしょうか?」
店のお姉さん「そうですね、15分くらいですね」
12v電源「あ、それなら全然、大丈夫です」

 結論から言うと、駅まで約30分くらいかかりました。
 いや、ええと、途中で少し迷ったんですけどね。

 かなり広い道路なので、車は走ってるんですが、前宮~茅野駅間(約4km)を歩いてる間、外を歩いている人は2人しか見ませんでした。
 ほっかむりをして完全防寒したお爺ちゃんが、自転車を漕ぎながら、可哀想な物を見るような目で私を見ておりました。
 大阪は暖冬で、まともな雪なんて降らないんです。
 雪国を甘く見ていました。

なんか見えてきた。

縄文の里……


ビーナちゃんバス停留所……(恐らく茅野市の国宝「縄文のビーナス」からの命名)
なんだろう。このあたりの地域は、巡回バスに、ちょっと恥ずかしい名前を付けるのが流行っているのだろうか……

(例)

諏訪市巡回バス「かりんちゃんバス」
諏訪湖循環バス「スワンバス」

と、思っていたんですが、全国のコミュニティバスの名前の中では、まだ真っ当な方だということが判明しました。
Wikipedia「コミュニティバス一覧」
私は、まだまだ世間を知らないようです。


 さて、雪まみれになりながらも、なんとか茅野駅に辿り着くことができました。
「ああ、もっと防寒してくるんだったなぁ。きっと、地元の人は、『こいつ、こんな薄着で外に出るなんて馬鹿だ』とか思ってるだろうなぁ」
などと、ボンヤリ思いながら、とりあえず駅前のファーストフード店に避難しようとした時、
 目の前に停車したタクシーから、学校帰りの女子高生(薄着・生足)が5人くらい降りてきました。

……あっ、タクシーか。


 今時の女子高生は、頭良いなぁ。
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